迷子のカンパネラ
「迷子のカンパネラ」は、いつか作りたい劇場の名前。
実際に劇場をつくるのか、場所を借りてイベントとしてやるのかはわかんないけど、表現したい企画の1つ。
「星降る夜の魔法」とは、また違うコンセプトで考えてる。
「星降る夜の魔法」ってなに?って思った人もいるだろうけど、私が仕掛けてる音楽会で、それについては、また今度書きます。
「迷子のカンパネラ」は、人の感情や欲求を引き出す場所にしたい。
音楽に限らず、絵やダンス、芝居、様々な表現者たちが集まる場所。
お客さんは、観て「楽しかったね。」で終わるのではなくて、じっとしていられなくなって、内面に潜む感情や欲求が溢れ出て来るような。
(※天才万博)
誰かの決めた常識、色んな雑音、SNSやインターネットから流れてくる情報。そんな世の中で、自分の感情に蓋をして、やりたいこともわからず、自分の感情や欲求もわからなくなって、なんとなく生きる毎日。自分の歩く道もわからず、迷子。
どこからか聴こえてくる、鐘の音。
なんだかわからないけれど、「こっちだよ」と教えてくれているみたい。音のする方へ。
鐘の周りには迷子が集まる。
鐘の音響けば、心が動き出す。
忘れていた感情や欲求が溢れてくる。
鐘の音に背中を押されたように、
ありのままの自分を解放する。
そんな感じ。
私がそうだから、こんな場所を作りたい。
私は、音楽ができるわけでも、絵がかけるわけでも、芝居ができるわけでもなくて、自分には、自分を表現するものなんて何も無いと思ってたのだけど、「企画」があるじゃんって教えてもらった。
そうか、これも表現なのか!
表現者たちが思いっきり表現できる場所を作る。
そして、観客にリアルを届けたい。